ライトはそのまま、マイクを足す。ロッドを2本にするのはどんなとき?

シングルとダブルの支えを組み合わせたMonobloccの背面構成例

ライトはモニターの上に。次はマイクも横へまとめたい。Monobloccの機材を増やすとき、「今のシングルロッドをダブルに替えるべき?」と迷うなら、追加する1台から考えてみましょう。

軽いライトの支えまで、全部替える必要はありません。メーカーのシングル・ダブルの使い分け案内では、軽量機材にはシングル、横に取り付ける重めのマイクなどにはダブルを挙げています。本数より先に見たいのは、機材の重さと、置きたい位置です。

メーカー掲載の背面例。上へ伸びる支えと、横へ伸びる2本のロッドを同じリグで使い分けています。
メーカー掲載の背面例。上へ伸びる支えと、横へ伸びる2本のロッドを同じリグで使い分けています。

写真の横向きの支えをたどると、2本のロッドの先に可動アームがあります。上の機材と横の機材を、同じ形の支えにそろえていない。Monobloccでは、機材ごとに支え方を分けながら、背面のリグへまとめる構成を考えられます。

軽い1台なら、まず先端の雲台を見る

ウェブカメラや軽量LEDの候補になるのがシングルロッドです。下の15cmキットは、片側をVESAプレートへ接続し、もう片側の雲台に機材を載せる構成。雲台は、機材の向きを調整して固定する部分です。

15cm Single Rod Kit。左のネジ側をVESAプレートへ接続し、右の雲台に機材を取り付けます(メーカー図)。
15cm Single Rod Kit。左のネジ側をVESAプレートへ接続し、右の雲台に機材を取り付けます(メーカー図)。

見る場所は、棒だけではなくその先端。「ライトを画面の上に付けて、顔へ向けたい」なら、位置と向きを一緒に考えます。軽い機材を置くために、最初から横長のダブルロッドを選ぶ必要はありません。

シングルロッドの組立ガイドには、M12から1/4インチ-20への変換部品と雲台が載っています。手持ちの機材を接続できるかは、この組み合わせまで見て確かめてください。

🔧 横に重めのマイクなら、2本の出番

同じ1台でも、軽いライトと横へ張り出す重めのマイクでは、支えに求めるものが変わります。メーカーがダブルロッドの特長として挙げているのは、荷重を支える能力と、ねじれに抵抗する「回転方向の剛性」の向上です。

もうひとつの違いは、可動アームを取り付ける場所を選べること。2本のロッドの間に、穴の並ぶ「チーズプレート」があります。下の図では、右側のクランプにアームを取り付けています。

30cm Double Rod Kit。2本をクランプでつなぎ、穴の並ぶプレートと可動アームを組み合わせます(メーカー図)。
30cm Double Rod Kit。2本をクランプでつなぎ、穴の並ぶプレートと可動アームを組み合わせます(メーカー図)。

アームの取り付け先は、この図の位置だけではありません。ダブルロッドの組立ガイドでは、クランプやチーズプレートの1/4インチ-20のネジ穴に取り付けられると案内しています。マイクをどこへ寄せたいかに合わせて、アームを付ける穴から検討できるわけです。

シングルは先端に載せる。ダブルは横に伸ばした支えの取付点から考える。この違いが分かると、「マイクが増えるからライトの支えも交換する」という選び方から離れられます。

組み合わせる。ただし背面とアームは共通

実際に、Pro Rigはシングルとダブルを組み合わせたキットです。2026年9月8日時点の掲載内容は、VESAプレートのキット、Magic Arm Kit、シングルロッドのキット2組、ダブルロッドのキット1組。軽い機材と横に張り出す機材を、役割に応じて支える構成です。

ただし、支えを分けても、取り付けるモニターとモニターアームは共通です。MonobloccはVESA 75/100mmに対応していますが、穴の間隔だけで選べません。背面の出っ張り、端子、ケーブルが、置きたいロッドやクランプに干渉することがあります。

確認箇所 機材を足す前に確かめること
接続部 型番・重さ・接続規格。必要な変換部品も含める
背面 VESAの穴、出っ張り、端子とケーブル。希望の位置に支えを置けるか
アーム モニター+リグ+機材の総重量と、アーム側の仕様・取り付け条件

メーカーは、特にダブルロッドを使う構成でモニターアームの使用を勧めています。ロッドを2本にしても、システム全体の耐荷重が一律に決まるわけではありません。アームやモニターの仕様と照合し、判断できない条件は購入前にメーカーへ相談しましょう。

組み立てでは、ダブルロッドのクランプを締めるネジも、ねじれへの強さに関わります。締めすぎを避ける注意を含め、ガイドの手順を確認して固定してください。

📐 次の1台だけ、行き先を決めよう

ここまでを、今のセットアップに戻してみましょう。ライトを使えているなら、その支えまで替える話ではなく、追加するマイクをどこで支えるか、という話です。

軽い機材を足したい

  • シングルを候補に。
  • 先端の雲台と機材の接続を確認する。

重めのマイクを横へまとめたい

  • ダブルを候補に。
  • 既存のライトと支え方を分け、取付点を検討する。

今のマイクアームで不便がない

  • 別のアームを残す選択も。
  • すべてをリグへ移す必要はない。
いずれも支え方の候補です。上の接続・背面・アームの条件と照らし合わせて選んでください。

「ライトは今の位置へ、マイクは横へ」。そんな配置メモができれば、次に見る部品も絞れます。両方を背面のリグにまとめたいときは、シングルとダブルを組み合わせたPro Rigの内容を、手持ちの部品と見比べてみてください。

Pro Rigの内容を手持ちの部品と見比べる(英語)

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